4月に入ったばかりのころは、私が前の学年のお手本を渡してしまったり、小学生の生徒さんが清書に学年を書き間違えて「あ゛ーっ(;O;)」となったりというアクシデントが時々ありましたが、最近はすっかり落ち着き「4月のお手本てちょっと簡単♪」とみなさんお稽古に励んでいます。
さて、生徒さんからよくいただく質問「何段まであるの?」と「一番上の段になったら、そのあとどうなるの?」をまとめてみました。(日本習字の、成人部と生徒部の段級位は資格の内容が違います。今回は中学生以下の生徒部の事例です。)
新級・10・9・・・1級・準初段・初段・準二段・二段・・・八段まであります。毛筆も硬筆もそれぞれ準八段になると昇段試験を受けることができます。
試験内容
・作文(題「わたしと習字」 原稿用紙2枚)
・理論試験(プリント1枚の習字に関する筆記テスト)
・実技(毛筆受験…検定半紙4字1課題・画仙紙1課題
硬筆受験…縦3行1課題・横3行1課題)
3年前までは東京在住だと渋谷まで行き、作文以外はその場でテスト!でしたが、今は教室に送られてきた課題を仕上げて送るというスタイルに変わり、非常に受けやすくなりました。
合格すると通知書が届き、申請者には「頑張ったな〜自分」という気持ちになれること請け合いの、それはもう堂々とした認定書が届きます。
生徒部八段位合格者のその後ですが、特待生となり成人部のお手本が毎月進呈(無料)されます。毛筆合格者は漢字部・かな部・臨書部から1冊選択、硬筆合格者はペン部・くらしの書から1冊選択します。
生徒部のお手本も届きます(年度初めにお支払済み)ので、毎月の検定課題が増えることになります。
生徒さんたちの気になるところの一つ、段級位ですが成人部手本の課題を提出するときは新級スタートです。もちろん生徒部八段を取った実力がありますので、個人差はありますが初回はだいぶ飛び級して戻ってきます。
以上簡単な説明でしたが、生徒部八段についてご質問等ございましたらお稽古の際にでもお尋ねください(^^)
ご参考までに、成人の漢字部段級位は六段から昇段試験(半紙課題…楷書〈四字・六字〉・行書・草書・隷書・中字・古典臨書・ひらがな・八段受験は六朝体と篆書も 条幅課題…楷書・行書 理論試験)があり八段までです。
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